【内容紹介】「経験というものは、 人が知識において進めば進むほど、 それの必要性を感じさせるものである」近世哲学の祖として知られるルネ・デカルトの『方法序説』のなかの一節です。本書であなたにご提供したいのは「知識」ではありません。「経験」です。それも、さまざまな業界で闘う16人のプロフェッショナルたちの、リアルで、泥臭くて、どこか身近な匂いのする経験です。あらゆる情報が無料で手に入る現代、私たちは、もはやノウハウだけを追いかけていてもうまくいきません。なぜなら、それは誰にでも手に入れられる情報だからです。だからこそいまは、いろいろな人のリアルな「体験」や「言葉」にたくさん触れること、そこに価値があると思います。食わず嫌いをせずに、さまざまな業界で働くたくさんの人たちの現在進行形の経験を「自分に置き換えながら」見ることこそが、本当の意味でのヒントになるのです。この本では、私が自信をもってご紹介できる16人の「働き方」をご紹介させていただくことにします。それが、あなた自身の働き方や考え方のヒントになると、信じているからです。申し遅れました。小寺裕樹と申します。本書の著者である「小寺メディア戦略室」というオンラインサロンの主宰者であり、東京の出版社に勤める書籍編集者でもあります。私自身、大きく分けて3つの仕事をしています。① 出版社の編集長(会社員)② コンテンツ制作・運営の会社の取締役(会社役員)③ オンラインサロン「小寺メディア戦略室」主宰(副業・個人事業)さらに、講演に呼んでいただいてお話ししたり、出版ゼミでアドバイザーのような立場でお声がけいただいたり、さまざまな動きをしています。自分で言うのもなんですが、かなり「あたらしい働き方」を実践しているほうだとは思います。この原稿を書いているのは2020年の7月。世界中で新型コロナウイルスが大流行し、それはすべての人の生き方を変えてしまいました。なかでも変わったのは「働き方」でしょう。リアルで人と会うことが強制的にNGとなり、あらゆる業種がリモートワークを導入するなど、働き方の大変革を求められました。この状況がいつまで続くかは誰にもわかりませんが、経営者だろうが、会社員だろうが、アルバイトの方であろうが、どんな立場の人も「仕事」「働き方」を意識する機会だったと思います。そんななか、いまこそ「働き方」について考えているすべての人に、私たちだからこそ提供できる情報があるのではないだろうか? という思いから、私を含めた17人、全身全霊でこの本を書き上げました。ちなみに私以外の16人はどんな人たちがいるか、簡単にご紹介します。・講演会事業や起業塾運営など、数百人の若者のカリスマであり、ベストセラー作家でもある岡崎かつひろさん・元外資系社長で、日本No.1講師でもある石井元さん・九州最年少税理士(当時)で、20代向けのコミュニティ運営や、電子書籍専門の出版社などを経営する安江一勢さん・野外保育の専門家で、好きなことで遊ぶように働く、はんだあゆみ(ぢーこ)さん・2人の子育てをしながら、航空系IT企業でバリバリ成果を出してきた宮下律江さん・本気で志した役者の道をあきらめてから、新たにやりたいことを見つけ、いまでは多数の事業を展開する岩崎龍さん・二度のガンを克服し、1000人の起業家を育てるようになった藤原恭子さん・日本一教師っぽくない、ポルシェに乗る教育者、沖元介さん・プロのキックボクサー×プロの整体師……人を壊す仕事と人を治す仕事を両立させる男、ブロリー綾塚さん・動物たちの声を聞き、飼い主たちの心も救うプロフェッショナル、宮坂恵子さん・エリート銀行員を辞めて、高級時計販売士になった20代、伊東せいがさん・会社員をしながら、自分の能力の幅を広げ続ける男、飯岡健人さん・夫婦関係を解決する専門家であり、『モラ夫のトリセツ』の著者である、麻野祐香さん・日本一の講師を決める大会の決勝に出場、電子書籍でAmazon1位を獲得など、尖った活躍をする教育者、佐藤匡昭さん・パートナーの鬱や交通事故などを乗り越えて、大好きなハーブをライフワークにする、しばたみかさん・小寺メディア戦略室の事務局長であり、小寺の女房役、ハイブリッドな生き方を実践する、ミッキー裕司さんどうでしょう? キャラ、濃いですよね。小寺メディア戦略室には本当にいろいろな人がいます。書籍を出していたり、長年経営者をやっているメンバーがいる一方で、まだまだこれから登っていく20代のメンバーもいたりします。そういう意味では、書籍の内容としても、粗削りな部分があると思います。でも、少なくともどこかひとつは、あなたのヒントになるということを約束いたします。この本を読み終わったころ、これまでのあなたの働き方に、あらたなエッセンスが何かひとつでも加わることがあれば、これほど幸せなことはありません。それでは、『16人のプロフェッショナルたちの「あたらしい働き方」会議』、お付き合いください。※本書冒頭より。【目次】01、最初から「働き方」なんて考えるな02、元外資系社長が教える「困難を乗り越える」たった1つの考え方03、九州最年少税理士になった私が考える「20代」のための働き方戦略04、「働いているようで、本当はただ遊んでいるだけ」のおばあちゃん世代の働き方05、女性が子育てをしながらIT企業役員として働く06、「好きなことを仕事にしよう」にウンザリなあなたへ07、二度のガンを乗り越えて気がついた、成功のための3つのポイント08、「○○っぽくない」キャラになれ!09、「二足のわらじ」ではなく「左右一足」という生き様10、動物たちが教えてくれる「働き方」と「生き方」11、銀行員から高級時計販売士に転向した私が見出した「売る力」12、会社員をしながら、仕事の枠を広げる!13、「カウンセラー」という生き方14、1年以上仕事が続かなかった男がたどり着いた「やればできる!」の仕事術15、「働かない」という働き方16、これからの働き方のヒント「ハイブリッド」とは?【小寺メディア戦略室(KMS)主宰者プロフィール】小寺裕樹(こでら・ゆうき)(株)きずな出版編集長。1985年、埼玉県生まれ。大学卒業後、フォレスト出版を経て、2014年、きずな出版に入社。2017年で編集長に。オンラインコンテンツの開発・販売をおこなう(株)KIZUNA CREATIVEの取締役も務め、年8~10回ほど、書籍の販促に絡めた300~1000名規模の講演会を主催。2018年4月からオンラインサロン「小寺メディア戦略室(KMS)」も主宰する。これまで編集した本の累計部数は100万部を超える。書籍・講演会・オンライン・コミュニティのクロスメディアでの仕掛けを得意としている。