タイトル:FXで一番大切なこと~投資全般にもいえる本当の意味で中上級者になるために必要なこと!~FXでも、他の投資、投機でも同じですが、絶対にやらなくてはいけないことがあります。でも、ほとんどの人はテクニカル的なことばかり。手法ばかり追い求めてもダメです。根本的な取り組み方を知らないから!FXだけでなく、人生全般も同じです。どうしたら改善していくのかこの本から身に付けてください。かなり根本的なことなのに、ほとんどの人がしていないことです。目次 はじめに 第1章 初心者が陥りやすい状態 『聖杯探しをする』 『コツコツドカン』 『ポジポジ病』 第2章 資金管理、損切りを徹底する 第3章 自分の投資スタイルを確立する 『どの時間帯で戦うか』 『投資期間はどれくらいか』 『順張りか、逆張りか』 『本やサイトでいろいろな手法を勉強する』 第4章 トレード日記をつけて、自分の弱点を把握する 『トレード日記をつける』 『失敗の原因を把握する』 『1つに絞って、弱点を克服する』 『勝ちトレードについて』 第5章 メンタルを鍛える 『日常生活のなかでも、日記をつける』 まとめ PDCAを回し続ける<抜粋>はじめに私がFXを始めたのは、社会人3年目のことでした。もとは真面目な性格なのですが、当時の私は仕事が、嫌いで仕方がありませんでした。給料も少なかったので、とにかく「働かずに、生活するお金が欲しい!」と考えていました。 ちょうどその頃はFXがある種のブームになりつつあり、書店に行けば『主婦がFXで1000万円儲けた』などというタイトルの本が並び、ネット上でも『脱サラして専業トレーダーになった』という記事が多く見られました。「FXならば、家にいながら時給1万円以上儲けられる!働かずに、今以上にお金が稼げる!」と思い、私はすぐにネット上で情報を集め、証券口座に、なけなしの30万円を入れてFX取引をスタートしました。 当時はレバレッジ規制がなかったので、レバレッジ最大100倍とか200倍で取引することができました。そのため、『一晩で数百万儲けた!』といった記事をよく目にしました。具体的な手法は、ハイレバで、経済指標発表直後の大きな動きに飛び乗るというものでした。とても初心者がするべき手法ではありませんが、経験も知識もない自分にとってはそれが最高の手法のように思えていました。 初めてのトレーディングは、21時半発表のアメリカ経済指標発表直後の荒い値動きに飛び乗り、わずか数分で1万円儲けることができました。「こんな簡単に儲けることができるのか!」と、とても興奮したのを憶えています。それからどんどんレバレッジをかけて枚数を増やしていったのですが、勝率は買ったり負けたりの五分五分でした。そして半年ほど経った時、口座に残っていたのはたったの1万円でした。どうしてか、勝つ時よりも負けるときのほうが、金額が大きく、口座の金額は減る一方でした。 私は自分の才能の無さに失望し、相場から退場することになりました。しかし、数分で1万円儲けた興奮を忘れることができなかった私は、残った1万円でFX関連本を数冊買い、FXの勉強を最初からやり直すことにしました。そして、種銭を貯めて、50万円を入金し、FXを再開することにしました。 それから10年以上かけて、資金を増やしたり減らしたりしながらも、勝率が安定し、ようやくゴールが見えてきました。トレーディング初心者は、1年以内に80%が退場することになるそうです。ということは、1年以上生き残ることができれば、中上級者への道が開かれるということです。私はだいぶ遠回りをしてしまいましたが、これから説明するポイントをしっかりと押さえていれば、もっと短期間で初心者から中上級者にステップアップし、ゴールに近づくことができます。そのための方法を説明します。特殊なスキルが必要なことは何一つありません。方法を知って、実践していくだけです。はじめ より