【対象読者層】本書はソフトウェア開発プロジェクトにおける新人プロジェクトマネージャないしはこれからプロマネになろうとする人およびプロジェクトマネジメントに興味がある方々を対象に書かれたもので、プロマネの仕事の基本的な骨格をできるだけ分かりやすく解説しようと試みたプロマネの入門書です。【本書の構成】下記の7章にて構成されています。第1章 プロジェクトマネジメントとは何か;プロジェクトを成功に導くための基本的な仕組み《1週目》第2章 事前準備のプロセス;プロジェクトを成功に導くために必要な事前準備《2週目》第3章 計画のプロセス;プロジェクトの枠組みを決める計画のプロセスで必要なアクション《3&4週目》第4章 実行のプロセス;計画を実行に移すQCD目標の達成に必要なアクション《5&6週目》第5章 管理のプロセス;QCD目標達成状況の監視・管理と目標との乖離を埋める活動《7&8週目》第6章 振り返りのプロセス;QCD結果の振り返りおよび総括《9週目》第7章 ノウハウ継承のプロセス;ノウハウ継承による個人および組織の循環成長《9週目》【本書の特徴】本書の特徴は、分かりやすい・実行しやすい・時間がかからないの三点にフォーカスされています。1.分かりやすい難解な説明を避け、本質を分かりやすい言葉で表現し、開発の一連のプロセスの流れに沿って現場における主要な問題点に焦点を当てました。また186項目のキーワードについて脚注を付記しました。2.実行しやすい各プロセスを実務的な活動(Job Activity)と人間的な活動(Human Activity)の二面で構成し、それぞれに属する実践活動はPMBOKの10の知識エリアおよび5つのプロセスを網羅しつつも、中小規模のプロジェクトにおける現場の知見を通した実効性に価値をおき、実地に基づいた平易かつ実行しやすいものを目指しました。従って管理帳票類等は各プロジェクトにおいて簡単に作成可能なEXCELベースのものとしました。3.時間がかからない読者の理解を短時間で可能にするために本質をおさえたコンパクトな構成とし、豊富な図・表による視覚的な認知を容易にしました。また細密な図表については巻末の付録図表に全体図表を掲載しました。本文は7章で構成されており、ある程度開発経験のある読者においては1週間程度でプロマネ業務の全体像を把握できるでしょう。また開発経験の浅い読者においては全体を9週間程度で読み通せるように、各週の開始ページにおいて何週目にあたるのかを示しました。